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デスパレートな妻たち(概要)

「デスパレートな妻たち」ドラマはあまりにも有名であり、アメリカでは、当時のアメリカ大統領であったジョージ・ブッシュ大統領の奥様、ローラ夫人からも高い評価をいただきました。「大統領が寝た後に見ている」そうですね。


このドラマは中国でも大人気です。私も長距離移動の際には、いつもこのドラマを鑑賞しました。生活会話が多く、英語の勉強に一番お役にたつドラマとして評価されています。また、これは中国語としても一緒です。英語勉強の時に、ついでに中国語も勉強できたらいいなぁ~と思いました。


皆様がすでに観賞していると思い、紹介やあらすじは書いておりませんが、まだ観賞されていない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に紹介させていただきます。

ウィステリア通りに住む4人の主婦、スーザン、リネット、ブリー、ガブリエルとその家族が殺人に不倫、事件、事故、妊娠出産に離婚、成功に失敗、友情と絶縁、ありとあらゆる問題に直面しそして、たくましく乗り越えていく様を描いたドラマです。

テリー・ハッチャー(スーザン・デルフィーノ役)


スーザンは、弁護士のカール・メイヤーズと結婚していたが離婚し、現在は娘のジュリーと2人暮らしです。童話作家として絵本を描いている収入と前夫カールとの慰謝料で生計を立てていますが、かなりのおっちょこちょいという愛くるしいキャラクターです。

フェリシティー・ホフマン(リネット・スカーボ役)
リネットは、キャリアウーマンだったが子供ができたのを機に専業主婦になります。
男の子3人を抱え、やんちゃ盛りの子供たちに手を焼き、夫のトムは出張が多く抱えているストレスはかなり大きいという忙しい子育てママのキャラクターです。

マルシア・クロス (ブリー・バン・デ・カンプ役)
ブリーは、大学時代に出会ったレックスと恋に落ち親の反対を押し切って結婚します。
厳格な母に育てられた影響か、異常なまでの完璧主義者で、夫や子供たちからは嫌気を感じられているキャラクターです。

エヴァ・ロンゴリア (ガブリエル・ソリス役)
ガブリエルは、モデルをしていた時代の影響か、高級ジュエリーなど物欲主義者で贅沢な生活を好みます。子供は作らない主義で、旦那のカルロスとの関係は冷え切っていました。性的に奔放で、庭師のバイトをしている高校生のジョンと関係を持ったり、内緒で不倫を続けてしまう少し危険な女性というキャラクターです。


概要

たくさんの家族が住んでいるウィステリア通りにある住宅街。
この事件をきっかけに静香だった住宅街で、ある事件が起きます。
とても幸せに見えた主婦のメアリーが、ある日突然自殺したのです。

メアリーの主婦友達だったスーザン、リネット、ブリー、ガブリエルの4人はショックを受けます。
毎日一緒にポーカーをしてたり、コーヒーを飲んでいた仲間だったので、彼女が自殺するほど悩んでいたことにぜんぜん気付きませんでした。
友人としてメアリーの遺品を整理していた4人は、ある手紙を見つけます。
その手紙にはこう書いてありました。「あなたが何をしたか知っている。暴露してやる」。
その手紙を見た4人はメアリーがこの手紙が原因で自殺したと推測します。


4人はメアリーの旦那の行動に怪しさを感じました。
メアリーは一体何をしたのか?
誰がこの手紙をメアリーに送ったのか?
メアリーの自殺によって、みんなの生活に変化が起きます。
今までは隠されていた各家庭の秘密が次々と浮かび上がってくるのでした。
静かな住宅街に続く物騒ぎな事件。

一見すると幸せそうな家庭が多く、豊かな住宅街に隠された秘密。
どの家庭も誰にも言えない闇を抱えていたのでした。
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北朝鮮レストラン3

李君がいろんな複雑な思いでまゆをしかめている時に、大学時代の王姉ちゃんから電話がかかってきた。大学時代に王姉ちゃんは李君と同じ文学部に所属していたが、李君の文学才能を高く評価していた。たが李君は生真面目な人だったので、この性格ではガールフレンドもできないのではないかと心配してくれた。読書が好きで静かに李君に比べて、王姉ちゃんはスポーツも好きで、とても社交的であった。王姉ちゃんは電話で李君の近況を聞いて、いつものように、ガールフレンドはできたかと質問した。李君に、もう26歳だから、前向きに行動しないとダメだという。王姉ちゃんは他の都市で結婚のコンサルティングビジネスをやっているが、最近は恋愛に関するブログを開設しており、お役にたつ情報が一杯あり、李君にもぜひみてもらい、活用していただきたいそうだ。


李君はまだ恋愛関連の小説や恋愛テクニック関連の文章などを読んだことはなく、李君が通常愛読している本としては、南懐瑾(ナン・カイキン)大師の仏教関連の本が多かった。また、南懐瑾先生のもっとも有名な「論語別裁」の本も好きだった。「論語」で一番有名なのは「朋遠方より来たるあり。また楽しからずや」(朋友(péng you自(zì)远(yuǎn)方(fāng)来(lái),不(bú)亦(yì)乐(lè)乎(hū))の名言だった。また、技術関係の本も幅広く読んでいた。李君がつとめている会社では組み込み系ソフト(C、C++言語など)以外に、オープン系ソフト(Java、PHPなど)、SAPパッケージ(ABAP、Web Dynproなど)などの製品の開発や販売を幅広くやっており、李君も様々なコンピュータ言語を取得していた。コンピュータ言語というのは、文法が基本的に似ているもんなので、一つを習得すれば、ほかを取得するのも容易であった。


実は李君の恋愛問題は、中国国内の王姉ちゃんだけではなく、日本からやってきた佐藤も結構心配していて、国際問題に発展していた。佐藤は「李君はとても生真面目な性格で、開発などの仕事には向いているけど、それでガールフレンド作れるの?趙さんと付き合ってみたら」と勧めたことがある。佐藤がいう趙さんは李君の開発部署で唯一に女性で彼女は事務担当であった。


明るくて、熱心で開発チームの皆に愛されていた。その趙さんは既にボーイフレンドがい
る。
佐藤は週末にはよく李君を夕食会に誘い、夕食会以外に二次会にもよく誘った。李君の住んでいる町には、日本街があるが、そこにはスナックやクラブなどがずらりと並んでいた。佐藤の見解では、李君がガールフレンドを作るには、とりあえず、よく照れる性格を克服する必要があるそうだ。


李君はそのお金がもったいないと思った。李君はどこにいっても、消費に掛かったお金をちゃんとチェックするくせがあるので、ここでもちゃんと明記しておこう。スナックはお嬢んがついて、お酒のサービスをしたり、いろいろ話し合ったりする。個室ルーム代と酒の代金は別途に掛からなくて、1時間に1人あたり100元(1500円)で、クラブの場合には、これよりもっとかかる。日本語堪能な美人スタッフが多数在籍しており、セット料100元(1500円)、指名料200元(3000円)、ボトル380元(5686円)~の消費になる。その日に飲めなかったボトルには名前を記入してあずけていただくことも可能だ。


李君は初めてクラブに行った時はとても恥ずかしく感じた。佐藤はお嬢さんと踊りながら、李君にも勧めたが、李君は日本語の歌だけ歌った。「サボテンの花」「ラブストーリーは突然に」などを熱唱し、佐藤は「空港」などの歌を歌った。お嬢さんが「とてもおとなしいね」と李君の手を触ると、李君はドキドキしちゃって恥ずかしかった。

帰る時に、李君は佐藤に質問した。「佐藤さんはなぜいつも二次会に誘ってくれんですか。私は別に好きではありませんよ」佐藤は「それはあなたが単身でかわいいそうだと思ったからだよ」と答えた。それ以来、佐藤から二次会に誘われることはなかった。


李君は単身でも別に寂しいとか、不自由に感じることはなかった。たが、田舎にいる両親にとって、李君は一人息子であり、早くガールフレンドを作り、結婚をすることを望んでいた。ただ、中国で恋愛して結婚するのは簡単な話ではない。このあたりの話は次にしよう。「続く」

北朝鮮レストラン2

佐藤と李君が話し合っているとき、李君は北朝鮮の従業員が小さい声で李君のことを話し合っていることに気付いた。
「ハンサムだね。俳優さんみたい。」
「付き合ってみたら。」
「無理、無理、そんなできるわけないでしょう」
この時は客も少なかったので、カウンターに集まって小さい声でつぶやく彼女たち。多分、彼女たちは李君を普通の中国人か日本人で朝鮮語が分かるとは思っていなかっただろう。従業員がお客様のことを議論してはいけない。たが、李君はこの言葉が嫌いではなかった。ていうか、美女にこう言われるとドキドキする。あまり信じられないけど、李君はまだ恋愛経験がない、とても純粋な若者だった。大学で李君のことが好きな女の子は多かったけど、李君は勉強だけに集中していた。李君は田舎から北京の一流大学に進学し、田舎にいる両親の苦労をよく分かっていた。李君の両親は李君が良い成績で大学を卒業し、一流企業に就職することを望んでいた。この時、佐藤は李君のこういった思いを知る余地もなかっただろう。

李君の顔は赤くなっていたが、ビールをかなり飲んでいたので、佐藤も気づかなかった。佐藤と別れて、単身社員の寮に戻って、李君はパソコンを開いた。


寮ではテレビを見るより、パソコンで新聞を読むときが多かった。李君は朝鮮族で幼い頃から朝鮮語が喋れるので、ハングルも読める。朝鮮語と韓国語は表記法が微妙に違うだけで、言葉としては同じであった。また、李君は英語も上手で、常にアメリカのニュースサイトもチェックしている。


李君が日本語が上手なのは、大学にかよう時、ペンパルとして付き合っていた日本人女性の支援が大きかった。
李君が大学二年生の頃、島根県の女子短大の数名の女子学生が海外研修の活動の一環で李君の大学にやってきたのである。彼女の名前は「香恵」であった。大学の食堂で、彼女が明るく笑いながら李君に「私の名前は香恵です。(縁有れば千里も来たりて相会い)の発音の(恵)です」と話した風景を李君は鮮明に覚えている。香恵と会う日も暑かった。彼女がレストランで料理を注文するときに、一生懸命に中国語で喋る風景をみて、李君は助けてあげたかった。それをきっかけに出会い、仲良くなった。


ちょうど、中国にいる間に香恵の誕生日だったので、李君は誕生日のケーキをプレゼントした。香恵の友達と一緒に、ケーキを食べて、バースデーソングを歌い、「海よ故郷 」を熱唱した。


香恵が日本で戻ってから李君と香恵はペンパルとしてつきあった。香恵は「私のふるさとは美しい自然環境に恵まれた町です」と書いて、写真も一緒に送ってくれた。香恵は幼い頃に、中国語の放送を聞き、中国語を歌のように美しく感じたそうだ。二人は、語学について、幸せいついて、中国と日本の過去などについて、いろいろ話し合った。李君は幼い頃、田舎の貧しい家で育ったので、一流大学に入って卒業後には、一流企業に就職して金持ちになりたいと思った。「金のない生活は惨めだ」と思っていたのであった。香恵は返信で「幸せを決めるのは決して金ではないです。人の心です」と話してくれた。


多分、その時、李君は香恵にいろんなことが話したくて、もっと日本語の勉強に熱心だったかも知れない。言葉は視野を広げられる重要なツールだと李君は思っていた。一つのことに対して、中国、日本、韓国、アメリカなどの各国のメディアが様々な立場で報道しているし、その報道内容も微妙に違ったりして、ネットユーザの反応もさまざまである。だから李君はニュースを読むのが楽しかった。(続く)